春麗ら…
ストⅡファンの方、『チュンリー』じゃないですよ?競馬ファンの方、ハルウララでもないですよ?
桜が咲き乱れ、美しく舞い散り、美しい花々が世界を彩る季節、春。
この季節は、出会いと別れの季節であり、環境が変わる時期でもあります。特にこの時期は、変化の時期でもあります。今年は、思いも寄らない変化の大きな時期になってしまい、中にはきちんと別れることもできず、出会っているはずなのに、出会えていない人もいるかと思います。
先日亡くなった志村けんさんに関するコラムを配信しましたが、
感染症で亡くなった場合、ご遺体と対面することもできないことが報道されていました。家族であってもお別れを伝えることもできないということは、ご家族の方は誰よりもお辛いことと思います。
7都府県で緊急事態宣言が発表され、皆さま外出を控えていることと思いますが、少しでも励みになるようなコラムをお届けしたいと思います。
今しかできないことをやるのが「青春」
春といえば出会いと別れのがある時期だと述べましたが、出会い別れと言えば「青春」です。
青春とは、
「若い時代、人生の春。希望を持ち、理想に憧れる。恋愛を始める頃」
だそうです。
青春と聞くと、大人の方々は、甘酸っぱくてほろ苦い、懐かしくてむず痒い感じがしますよね。「若い子はいいわねぇ」なんて、まだまだ言いたくはないいですが(笑)、甲子園を目指す高校球児の汗を見ては胸を高鳴らせ、初恋を描く映画を観ては、胸キュンしたりします。
例えば、「君の名は。」は、時空を超えた初恋を描いた日本第2位のアニメーション映画ですが、瀧くんと三葉の恋愛はもちろん、糸守を守る為に友達のテッシーやさやちゃんの行動は、その若さによる青春そのものではないでしょうか?
そう言った、甘酸っぱくて胸が苦しくなるような青春を描いたからこそ、日本第2位の映画になったのではないでしょうか。もし20代30代の大人で描いていたら、こんなに人気になって話題になることはなかったでしょう。
終わりがあるから「青春」
他にも、スポーツを題材とする漫画の多くは、高校を舞台にしています。例えばバスケ漫画の金字塔『スラムダンク』も、ラブコメの王道『タッチ』も、高校が舞台です。
ではなぜ、学生ものが多いか考えたことはありますか?
それは、「卒業」という終わりがあるからではないでしょうか?
学生は「卒業」という終わりを迎えます。終わりが決まっているからこそ、強引に長引かせなずに済みます(笑)
第一に、「負けたら終わり」という無常性があります。だからこそ、「絶対に負けたくない」という情熱や、負けた時の悲哀があります。もし、大人のプロの世界を描くのであれば、勝っても負けても次があるので、負けても終わる訳ではありません。なので、緊迫感がなく、面白さに欠けてしまいます。
終わりがあるから青春は儚く、未熟で不完全だからこそ面白いのです。
さらに、学生時代の青春に魅力を感じるのは、その「終わり」に向かって「今」をひたすらに生きるからです。
青春という限られた時間の中は、友情も恋愛も、部活や学校生活も、「今」と向き合うためにある。それを、青春真っ只中の若者も、とうに過ぎた白秋真っ只中の大人の方も、青春を描く作品を通じて感じ取るために観るのではないでしょうか?
『女子高生の無駄遣い』の名言
「今がピークなんじゃない?」
神アニメに認定している『女子高生の無駄遣い』という作品があります。女子高生という限られた時間を無駄に過ごすJKの日常を描いた作品なのですが、主人公の「バカ」こと田中が言った、こんなセリフがあります。
「うちらってさ、今がピークなんじゃない?」
高校1年になったばかりのバカ(田中)は、親友のロボ(鷺宮)とヲタ(菊池)に言います。どこから見ても普通のJKである私たちの唯一の武器、そう「若さ」を持つ今こそが、最強なのではないか?と…
二人には冷たくあしらわれますが、3月にはツイッターのトレンドで「#JK終わり」が話題に上がっており、女子高生は一種のブランドなのは間違いないでしょう(笑)
インスタでは、フィギュアスケートの本田真凛さんの配信がニュースにもなっていました。
ロボとヲタは冷たくあしらいましたが、道楽家の私は、ここに注目しました。
「ピークである今」だと思えるからこそ、「青春」ではないか?
若い時は、何にでもなれる無限の可能性を秘めていますが、大人になって現実を知り、抱いていた淡い夢は、泡のように消えてしまったりします。
結婚して自分の相手が「確定」し、就職して自分の仕事が「確定」してしまったことで、今まであった幾つもの可能性は消えてしまうのです。
大人になり、いかに自分が子供で、夢が叶うなんてあり得ない、な〜んて思って、夢を諦めて生きている人もいるのでは無いでしょうか?
しかし考えてみてください。夢を叶えて生きている人も、少なからずいます。そして、夢を叶えている人というのは、どこか子供のようでもあり、「ずっと今がピーク」なのでは無いでしょうか?
JK時代だけが「ピーク」なのではなく、道楽舎が掲げたいのは、
「うちらのピーク、ずっと今なんじゃない?」
って事です。(LINEスタンプ申請中)
道楽家は一生青春
道楽家は、今と向き合い生きていきます。終わりというゴールを目指すのではなく、道中を楽しみイマココに生きる。
だからこそ、一生青春で生きていけるんです。
我々だって、現実を見ます。でも、「諦めたらそこで試合終了」な訳ですよ。
なんなら、このコラムで述べているように、諦めたっていいとも思っています。諦める事で、新たな道が拓ける事もあるからです。
結果は、必ずしも望むものとは限りません。でも、道中を楽しむことは、自分が望むようにできます。つまりそれは、「青春を謳歌する」ということです。道楽家にとっての終わりは、自分の死です。「死ぬまで青春」であれば、「今がずっとピーク」なわけで、「一生青春」なんです。
未だ、事態がいつ収束するかはわかりません。被害がさらに拡大していき、経済的にも打撃を受けるのは間違いないでしょう。
いつになるかはわかりませんが、やがて収束することと思います。それまでは、本当に大変だと思いますが、それも青春として、向き合って行ったら、女子無駄のバカが言うように「最強」なのではないでしょうか?
大切な時間を無駄遣いしてしまうくらい、余裕を持って生きられたらいいですが、二度とない今としっかり向き合って、道中を楽しんでいきたいと思います。
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