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【緊急】相次ぐ芸能人の自死に「道楽」を…
相次ぐ芸能人の死
ここ最近、芸能人の訃報が相次いでいます。しかも自ら命を絶つということを選択して…
その他にも、ご高齢やご病気で亡くなられた、渡哲也さんや、岸部四郎さんもいらっしゃいました。また、志村けんさんや岡江久美子さんは、新型コロナウイルスに感染したということで、突然に亡くなられたことは記憶に新しい出来事です。
もちろん、人は、いつか死ぬ生き物なので、病気にせよ事故にせよ、いずれ亡くなります。
どんな亡くなり方でも、その死はとても惜しむべきものではありますが、最近は悲しいことに、素直には惜しむことができない、自ら命を絶ったと思われる死が続いています。
三浦春馬さんの死も記憶に新しいですが、芦名星さん、そして今流行りの『恋愛リアリティーショー』などに出演した若手タレントの自死も目立っています。
竹内結子さんに哀悼の意を
そして本日、竹内結子さんの訃報がありました。あまりに突然の訃報に、ニュースを見たときにすぐには、事態を飲み込むことができませんでした。遺書も見つかっていないことから、その理由はわかりません。「死人に口無し」とは言いますが、自ら命を絶った人が、何を考えどう思っていたのか、知る由はありません。
「幸せそうだった」
「順風満帆の人生」
ニュースにも、このようなコメントが目につきましたが、家族がいて仕事がうまくいっているからといって、それで幸せかどうかは、本人以外知り得ません。不幸のように見えても幸せな人はいるだろし、幸せそうに見えて、どこか満たされず、不幸に思っている人もいるでしょう。幸せを手にしながらも、失う恐怖に苛まれるということもあるかもしれません。
竹内結子さんの気持ちを知ることはもうできませんが、今後、あの美しく素晴らしい演技が見られなくなるのは、とても残念ですし、今まで楽しませてもらえたことに、心から感謝いたします。
心より、ご冥福をお祈りいたします。
自死に追い込まれる要因
不思議なもので、遺書がない自死が目立っています。おそらく発作的なもので、衝動に駆られて一線を超えたのではないかと思われます。ただ、それでも一線を超えてしまうほど追い詰められていたり、苦しんでいたのは間違いないのでしょう。
人それぞれ、その苦しみの大きさも種類も違うと思いますが、特に影響を与えているのは、SNSなどによる誹謗中傷や、コロナ禍による環境の変化が大きいのではないでしょうか?
SNSによる誹謗中傷問題
こと芸能人は、メディアによって目に見える形で評価されるものです。ドラマなどでも、悪役を演じて以降、人気が落ちてしまうこともあります。昔は、家に抗議の手紙が届いたり、文句を言う電話もかかってきたことがあったそうです。
今では、個人情報が保護されるようになったので、直接的な行為は減ったとは思います。その代わりに、SNSという場所で、顔を晒すことなく、好き勝手発信できるようになりました。自分は安全なところから、平気で人を傷つけることができるようになったのです。
勘違いして欲しくないのは、SNSそのものが悪いわけではなく、SNSの使い方に問題があるということです。人間は誰しも疚しい部分があり、その歪んだ捌け口として、時に平気で人を貶めるような行為をすることがあります。特に、誰でも気軽に利用できるSNSでは、本気で思っていないにせよ、心ない言葉でも簡単に傷つけてしまうことがあります。SNSの性質上、小さな発言でも、拍車をかけてより大きなものになってしまうこともあります。
最近は、「リアリティーショー」というような、素人参加型の作品が増えてきたり、昔よりも、芸能界との境界が狭くなってきています。芸能人が守られていた壁というものは、乗り越えやすく、壊れやすくもなってきているのではないでしょうか。
Youtubeなどにも言えますが、登録者数やPVが高ければ、お金が入ってくるようになります。よく「マスゴミ」と揶揄していますが、他ならぬ自分自身も、その「マスゴミ」と同じようになっているかもしれません。自覚していない輩は、気付かないうちに本人もゴミ以下になっている可能性もあります。
人は、いざ問題が起こらないと、なかなか変化できない生き物です。今のSNSの利用の仕方では、人を殺してしまうほどの問題が起こっているということを、自覚した方がいいのかもしれませんね。利用する人が変われないなら、システムそのものを変えるしかありません。自由にして問題があるなら、枷をつけて、自由度を減らすしかありません。
自由を統制され、問題発言はブラックアウトされる。そんな某国のようになりたいですか?
日本人として、品位をもって、自由を保持していきたいものです。
コロナ禍による環境の変化
現代社会が初めて経験した、世界規模の感染症によって、日本はもちろん、世界も大きく変化しました。
コロナ禍によって、自粛やマスク着用、ソーシャルディスタンスを余儀なくされ、一年前とは全く違う生活様式となりました。緊急事態宣言が解かれ、徐々に経済活動が進んできましたが、まだまだ以前のようにはいきません。
芸能界でも、多くの撮影がストップし、最低限の出演やテレワークが導入され、今でも、出演者の間は、透明のアクリル板で仕切られています。
自粛期間中は、ドラマの再放送が盛り上がりましたが、6月頃からドラマなども放送再開しました。それでも、中止になった映画があったり、舞台やライブなどは、依然機能していない状態です。
芸能人にとっても、この先が見えない現状は、とても大きな不安となり、苦しみの一つになっているそうです。仕事をしたくても、その機会がない。自分という人間の必要性を感じられない、と悩んでいる方もいるそうです。いざ出演しても、少しでも問題発言などをしてしまえば、SNSバッシングの恐怖もあるかもしれません。
「人気」という落とし穴
芸能人はある意味「人気」がその人の存在価値になる商売です。人気商売だからこその、一般人にはわからない悩みや苦しみが、芸能人には当然あるでしょう。一般人の我々からしたら憧れの存在かもしれませんが、本人たちはその「人気」故に、その幻想(ある種の嘘)を演じ切らなくてはいけないストレスとプレッシャーで心身ともに疲れ果てているのかもしれません。芸能界だけでなく、政治の世界やスポーツの世界も、この「人気」に支えられています。多くの人々は人気者になりたいと願い、アイドルに憧れたり、スポーツ選手に憧れたりしたことが一度はあると思います。そして実際にその栄光を掴んだ人たちを、世の中は称賛し持ち上げます。本人も自分は人気者になり成功した!と有頂天になることもあるでしょう。しかし、思わぬ落とし穴(代償)があることに多くの人は気づきません。実は皮肉な事に、人気が出れば出るほど、その人の本心や本質から離れて虚構がさらに増大していくというジレンマを気付かぬうちに抱えていることを忘れてはならないのです。もちろん人気が出ること自体を悪く言うつもりはありません、多くの人の支持を得ることはとても素晴らしいことではあります。ただ、それが自分の本質と離れる形で実現した場合は、その「裏に」どうしても「嘘」を隠さなくてはならなくなります。おそらく自分に正直な人ほど、いずれその虚構の自分自身に耐えられなくなることでしょう。
かつて、番長といわれた野球界のスターも、人気アイドルグループのメンバーも、そのストレスとプレッシャーを紛らわすために、やむにやまれず、ドラックやアルコールに溺れてしまったのかもしれません。これは、その人達だけの特別なことではなく、誰にでも起き得ることなのだと思うのです。
もう「自分を偽って」生きれない時代になった
たまたま、今回は有名人ということで、こうして大きな話題になっていますが、これは決して他人ごとではなく、一般人の私たち一人一人も、もういいかげん自分自身を偽り、欺いて生きていくことに心底疲れ果ててきているのではないでしょうか。
私たちは、時代の潮流が大きく変化していくことを「直観的」に感じ取っています。なのでこうして「道楽舎」として「情報発信」を始めました。そして、今年のコロナのように、実際に目に見えて、世界が変化を余儀なくされていく姿を現実に目の当たりにしています。
その時に大事なのは、外から与えられた「新しい生活様式」などではなく、自分の内側から湧き出てくる、自分にとっての「新しい生き方・在り方」を一人一人が掴み取ることだと思います。
生物が生き延びるには、変化に立ち向かうのではなくて、変化に対応していくことです。変化に対応できない存在は、文字通り死んでしまうということです。同時に外の「環境」の変化に応じて、自分の「内側」も変化させていく必要があります。
意図せず、2020年は大きな変化の年となってしまいました。この世界は、決して楽なものではありません。生きるだけでも大変なのに、その上多くのものを背負って生きなければならない。だからこそ、支え合い、助け合って生きていくのが人間なのではないでしょうか?
ただ、支えや助けをアテにして生きていては、それが無くなれば倒れてしまいます。
「天は自ら助くるものを助く」という言葉があります。『自助論』というベストセラーもありますが、自立しているからこそ、助けることもできるし、そういう人こそ助けたいとも思うのではないでしょうか。
頑張っている人と楽しようとしている人。どちらに手を貸したいですか?
人は一人では生きてはいけませんが、一人で生きる覚悟を持つからこそ、本物の仲間もできるものです。
苦しみを共有することで軽くして、喜びを共有して大きくする。その輪が大きくしていく生き方ができれば、きっともっと生きやすい世の中になっていくのでしょうね。
人生に「道楽(道中を楽しむ)」を!
「道楽家」にとって、自死はとてももったいないものであると考えています。
結果として起きてしまったことは、甘んじて受け入れるべきです。だからといって、わざわざ受け入れられないような結果を残すのは違います。
自ら命を絶つことは、残された者にとっては、とても大きな悲しみがあり、人生を左右するほどの出来事です。
自殺とは、大切な人を悲しませる、とても自分勝手なものだと思っております。
だからこそ、偽りの、虚構の自分ではなく、いつでも本当の自分自身に帰れる場所が必要なのだと思います。
名作に学ぶ生き方
「自殺」の是非を問う、『バビロン』というアニメがあります。
この作品では、「善悪」とは何か。「自殺」の是非というものについて描いています。
人を殺すことは罪に問われますが、自分を殺すことは罪には問われません。だったら「自殺」は許されるのか?
生きていれば、辛くて苦しくて、逃げ出したくなることはあると思います。死にたくなる気持ちもわかります。衝動的に、一線を超えてしまうことはあるかもしれません。
でも、『Re:ゼロから始める異世界生活』のナツキ・スバルのように、「死に戻り」して、やり直せるわけではありません。もしかしたら、できるのかもしれませんが・・・、その証拠はないですからね。
https://note.com/joker369max/m/ma9d30744a6e2
非現実的な話は置いといて、【道楽舎】では、「道中を楽しむ」という「道楽」を掲げています。放っておいてもいずれ死んでしまうなら、その時までの道中を楽しむというものです。
人生は嫌なことの方が多いのかもしれません。それを「楽しむ」というのは、綺麗事に聞こえるかもしれません。でも、どんなことでも「楽しむ」ことができれば、子供が延々と遊んでいられるように生きられるもので、死ぬなんてもったいない。
「楽しい人生」を送るのではなく、「どんな人生でも楽しむ」という姿勢が、「道楽家」なのです。
わざわざ嫌なことをする必要はありませんが、嫌なことを避けて生きるのではなく、嫌なことでも楽しめるような、「道楽」に生きれば、自ら命を絶つことなんてする必要はありません。その生き方のポイントになるのが、「せいをおかげに」という考え方です。
我々にできること「せいをおかげに」
生きていく上で起こる嫌なことは、決して運命の嫌がらせではありません。【道楽舎】としては、「自らが仕込んだ伏線」と考えています。面白い物語には、「伏線回収」がつきものですが、人生という面白い物語にするには、「伏線」が必要です。「伏線」とは、「せい」にしたくなるような出来事です。そして、「回収」は「おかげ」だと思えることです。
「せい」にしたくなることがあるから、「おかげ」だと思えるようにできます。これから起こる「せい」にしたくなる嫌なことも、「おかげ」にするためにあると思えば、乗り越える活力になります。コロナ禍にしても、今回のような悲しい出来事も。
自殺によって苦しむのは、ご遺族を始め、残された者たちです。
竹内結子さんにも、旦那さんと今年生まれた子供がいます。前夫との子供も一人います。その悲しみは、計り知れません。ご自宅で亡くなったということで、ご家族の方はどう思われているでしょうか。赤ちゃんは、その事実を知るのは何年も後になると思いますが、その時、どう思うでしょうか。
事実はなくなることはなく、遺族にとっては、一生抱えていくことになります。目を背けても消えてくれない出来事かもしれませんが、それでも述べておきたいことがあります。
結果的に起きてしまったことを、受け入れずに嘆いて「せい」にしたまま生きても、辛いだけで人生何も面白くありません。
辛いかもしれませんが、受け入れて、向き合っていけば、いずれ必ず「おかげ」にすることができます。
「せい」にしたまま「不幸な人生」を生きるのか、「おかげ」にして「幸せな人生」だと思えるようになるのかは、「自分次第」なのです。
自分が死んだ後のことはわかりようがありませんが、「あの時死んで良かった」なんて思うことは、きっとないのではないでしょうか。少なくとも、「せいをおかげに」生きれば、そんなことは絶対にありません。いつになるかはわかりませんが、「死ななくてよかった」「あのおかげで」と言える日が必ず来ます。
最後に
こういう時代だからこそ、「せいをおかげに」という精神が必要だと思っています。生きている人の苦しみが、残された人の悲しみが、少しでも軽くなって、「おかげ」だと思える人生になるように、このコラムを配信しています。一人でも多くの人に届けば何よりです。
これだけ立て続けに、芸能人の自死が続くことはあまりにも不自然で、遺書もないことが多いことで、「陰謀論」も囁かれています。特に、『ブラッディ・マンデイ』では、主演した三浦春馬さん。アクション女優として出演した芦名星さん。そして、名脇役の藤木孝さんが、立て続けに亡くなりました。「ウイルス」や「サイバーテロ」などをテーマにしていたことから、何かしら勘ぐってしまうのかもしれません。また、記憶に新しい『コンフィデンスマンJP』にも、三浦春馬さん、竹内結子さんは出演していますが、事実がどうあれ、真相がわからない以上、あまり深く考えてもしかたがないことかもしれません。
改めて、竹内結子さんのご冥福をお祈りするとともに、ご家族の方には、心中お察しいたします。
今後もこういった悲しみが増えていかないことを、切に願います。
9月27日(日) 道楽舎
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